BIOJOYとの出会い

幻のオリーブ油

2002年のある日、会社OBの集まりで、心臓に持病をお持ちの先輩から、「医者に言われたのですが、ギリシャで心臓によいオリーブ油が採れるそうです。君はギリシャに長年駐在していたから、なんとか産地を突き止めて、手に入れてくれませんか?」と頼まれたのがコトの始まりでした。

折しもアテネ五輪のボランティアを志していたため、申し込み時と、翌年の採用面接と、二回続けてギリシャへ出掛ける機会があり、そのたびに友人、知人に尋ね回りましたが、「アメリカの大学やWHOの研究報告に載っていたというオリーブ油のことでしょう?私も心臓や脳梗塞などに良いと聞いたことはあるけど、産地は・・・」という返事ばかりで、二度ともこの油は「幻のオリーブ油」になってしまいました。

アテネ五輪ボランティア後、産地を発見!

アテネ五輪会場にて

2004年夏、アテネ五輪本番を迎え、会場で汗を流している時、突然アイデアがひらめいたのです。
「有機証明書を発行しているお役所に行けば、分かるはずではないか!」

五輪閉幕を待ちかねるようにして農林省に行き、やっと訪ね当てた担当部局で手に入れた情報が

「クレタ島のハニア市南西部の郊外、コリンバリの山奥、プシラキス農園
です。これぞ捜し求める「幻のオリーブ油」の産地名でした。

ギリシャ農林省の担当官の話

以下はギリシャ農林当局の担当官の話です。

「大学や国連の学術調査の結果は共通で、このオリーブ油が極めて良質な有機オリーブ油であるため、血液をサラサラにし、いわゆる善玉コレステロールを増やし、この産地特有の土壌から来る微量成分が心臓病や脳血管障害を防ぐ働きを強めていることが分かりました。その後の研究で血管系の病気のほか各種のガンを防ぎ、細胞の老化も防ぎ、延命効果のあることも分ってきました」

「しかしこのオリーブ油さえ摂っていればよいというものではなく、新鮮な魚介類や野菜、豆類、果物などを中心とした食生活を心がけることが大切です。」

女神のご褒美

早速クレタ島に渡り、産地を訪問して生産者に会い、オリーブ農園を見学したところ、オリーブの木の枝には無数の捕虫ビンが吊り下げられ、落ち葉や剪定枝、牛糞などを混ぜ合わせた堆肥の山があり、農薬や化学肥料をまったく使用していないことが納得できました。栽培に大変な手間をかけているのです。

オリンピックとパラリンピックを終えていったん帰国した後、秋に再訪し、3日間にわたって摘果・搾油の全工程を実地見学し、輸入契約を結んだのがこの Biojoy® です。

幻はやっと現実になりました。きっかけとなった会社の先輩だけではなく、できるだけ多くの方々に是非召し上がっていただき、産地の人々のように健康で長生きしていただきたいと願っています。

実はこのオリーブ油に巡り逢えたのは、70日間、猛暑の中で奉仕活動をしたことへのアテナの女神のご褒美ではなかったかと、内心思っている次第です。

2016年、新顔登場&価格引き下げ!

BiojoyとAgia Triada

Biojoy の品質は申し分がないものの、まれに瓶の栓が空回りするという欠陥があるため、近くの農園から Agia Triada(アーギア・トリアーダ=聖トリニティ)という名の有機オリーブオイルも輸入することとしました。この新顔のオリーブオイルも甲乙つけがたい高品質ですので、皆様のお口に合いますよう祈っております。幸いどちらも仕入れ価格を引き下げることに成功しましたので、この分をお客様に還元させていただきます。

最高の品を最安の価格で」という弊店のモットーに向けて、今年は更に一歩前進です。

(店主・岡田哲也)